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後藤謙次

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カギ握る施政方針演説

 鳩山由紀夫首相の初めての施政方針演説が29日午後に行われます。その後は10年度予算案の年度内成立を目指す与党側とこれを阻止しようとする野党側との長い攻防が始まります。状況的にはツートップつまり鳩山首相と民主党の小沢一郎幹事長をめぐる「政治とカネ」の問題が続き、野党側が有利に見えます。しかし、これだけ有利な状況にありながら野党第1党の自民党の腰が定まらず、与党ペースになる可能性が高いと思われます。
 なぜ自民…



千鳥足政権

 2010年1月23日(土)、24日(日)の2日間は、後になって「あの時が政治の大転換点だった」と語られるかもしれません。そんな2日間でした。
 まず23日。民主党の小沢一郎幹事長が東京・千代田区のホテルニューオータニで東京地検特捜部の事情聴取を受けました。与党第1党の実力者が半ば公然と刑事事件をめぐって事情聴取を受けることなど考えられない異常事態です。なぜ異常かというと今の小沢さんが務める幹事長ポストは首相…



凡戦予算委員会

 それほど期待はしていませんでしたが、やはり予想通りの「凡戦予算委員会」でした。野球に例えるなら「貧打線」です。「野党癖がついた与党と、野党になり切れない旧与党」というのが21日の予算委員会の論戦の構図でした。これでは観客が面白いはずがありません。
 私が現役の政治部記者時代の予算委員会の迫力には到底及びません。旧社会党の楢崎弥之助、大出俊、旧民社党の塚本三郎、大内啓伍、公明党の竹入義勝、矢野絢也、共産党不破…



小沢が第一

 「実があるなら今月今宵、一夜明ければ誰も来る」。幕末の志士高杉晋作が奇兵隊挙兵の際に詠んだものです。いまからちょうど25年前、当時の大蔵大臣竹下登氏(後に首相)は自民党最大派閥田中派を率いた田中角栄元首相から派閥の実権を奪うため「創政会」を結成しました。田中氏は「闇将軍」と呼ばれ、自民党だけでなく政界全体を牛耳っていました。その最大の権力者に立ち向かうのですから、相当な覚悟と勇気がいったはずでした。
 この…



「権力者交代」

 民主党の小沢一郎幹事長をめぐる「政治とカネ」の問題ほど不可解な展開をみせているものはありません。政界最大の実力者と言われる政治家の事務所に1年も経たずに2度目の家宅捜索が入ること自体極めて異常です。ところが小沢氏は東京地検の事情聴取要請に「法に触れるようなことはしていない」とこれに応じようとしていません。一般国民ならそんなことは許されるでしょうか。そして驚いたのが14日の鳩山由紀夫首相の発言です。
「2度と…