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ゆるむ政治

 4月28日(火)の放送はインフルエンザ問題に多くの時間を費やしました。WTO(世界保健機関)がメキシコなどで発生した豚インフルエンザをめぐり、警戒水準(フェーズ)を「3」から、「4」に引き上げ、新型インフルエンザ発生と認定したからです。日本政府も対策本部を設置して空港での検疫などに乗り出しました。
いよいよ政治の出番というわけで、午後の衆院本会議をのぞいてきました。ところが、極めて重要な危機管理に直面しながら、政治はダレ切っているのです。弛緩しきっていました。民主党の小沢一郎代表は鳩山由紀夫幹事長の代表質問が終わるや否や、消えるように議場から立ち去りました。それをきっかけに民主党の議員席は空席ばかりが目立つという “惨状”でした。
一方の自民党も議席には座っているものの議員があちこち歩いてひそひそ話をしたり、代表質問とは関係ない書類を読むなど “内職”に励む議員も目につきました。これが任期切れまで4カ月余しかない議員の行状と思うと情けなくなります。
おそらくこの緊張感のない状況を生み出したのは27日の麻生首相の発言と思われます。
「これ(補正予算)だけ、あとはすべて終わりという状況にはない。ソマリア(海賊対策)、年金などいろいろある」
つまり、補正予算が成立しても残る重要法案にも全力を尽くすとなれば、6月3日に会期末を迎える通常国会の延長は避けられず、結果として「5月解散」はなくなるとの見通しを強く示唆したしたのです。これでは大型連休明けには選挙があるかもしれないと、構えていた議員の気が抜けるのは当たり前かもしれません。麻生首相の政権運営にはいつも首を傾げてしまいます
。(了)
 


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